コロンビア ラス・エルモサス

コロンビアラス・エルモサスは、夏みかんを思わせる明るい酸味が魅力的なコーヒーです。プラムやネクタリンのようなフルーティーな風味に、ブラウンシュガーの甘みが調和し、シガーのような複雑さも感じられます。ラウンドな口当たりと甘さを湛えた余韻が、このコーヒーの優雅さを引き立てています。

このコーヒーは、コロンビアのトリマ県とバジェ・デ・カウカ県にまたがる広大な国立公園の一部、ラス・エルモサス渓谷の両側で生産されています。標高1500〜1900mの高地で栽培され、主にCaturraとCastillo種が使用されています。

トリマ県は長い歴史を持ちながらも、かつては治安が不安定でした。しかし、近年の状況改善により、スペシャルティコーヒーの生産地として注目を集めています。小規模農家による丁寧な手摘み収穫、その日のうちに行われるパルピング、そして各農家による綿密な発酵・乾燥管理が、このコーヒーの品質を支えています。

さらに、このコーヒーは環境に配慮した生産方法を採用しています。生物多様性保護を目的とし、適切な肥料・農薬使用のレクチャーや、水源・土壌の保護活動が行われています。また、厳格なトレーサビリティにより、各農家へのフィードバックが可能となり、安定した品質と安全性が確保されています。

夏のブレンドにも最適なこのコーヒーは、その爽やかな風味と持続可能な生産方法により、コーヒー愛好家の皆さまに新しい味わいの発見をお届けします。

生産地情報

標高：1500 - 1900m
地域：トリマ県南部、ラス・エルモサス渓谷
品種：Caturra, Castillo 他
加工：ウォッシュド
TastingNote：
プラム・ネクタリン・ブラウンシュガー・シガー・
ラウンド・ロングスウィート